【博物ふぇすてぃばる!出展ブース紹介】
国の天然記念物を手に取ろう -ARで観察するエゾミカサリュウ(Taniwhasaurus mikasaensis)-(講演)(どこ博_零)
@博物ふぇす
【講演・企画・発表のタイトル】
国の天然記念物を手に取ろう -ARで観察するエゾミカサリュウ(Taniwhasaurus mikasaensis)-
■■■■■■■■■■■■■■■
講演会場入口
↑クリックにて会場に入れます。
2/7(日)
20:00開場
20:30講演開始
21:00講演終了予定
■■■■■■■■■■■■■■■
【講演・企画・発表の内容】
エゾミカサリュウはモササウルス類という
海中での生活に適応した爬虫類の一種で,
学名をタニファサウルス・ミカサエンシス
(Taniwhasaurus mika
saensis)といいます.エゾミカサ
リュウは1976年に北海道三笠市幾春別
川上流域で発見されて,現在,三笠市立博
物館に展示されています.モササウルス類
はトカゲに非常に近縁な爬虫類で,今から
約9000万年前に地球上に出現しました
.そして,恐竜やアンモナイトなどと同じ
く,6600万年前のK-Pg境界で絶滅
したことが知られています.
このエゾミカサリュウ化石は国の天然記念
物に指定された,日本の宝です.国の天然
記念物は,法律に基づいて厳重な管理が必
要なため,壊してはいけないことはもちろ
ん,博物館外に持ち出すことも基本的には
許されていません.そのため,これまでエ
ゾミカサリュウを見るためには北海道三笠
市にきていただくしか方法がありませんで
した.この数年,巨大なモササウルスが映
画で活躍するなど,モササウルスに対する
皆さんの興味も高まっており,同じモササ
ウルス類エゾミカサリュウも皆さんに知っ
てもらう絶好の機会なのではないか,と思
っています.エゾミカサリュウに多くの方
が親しみを持てるような方法で“見て”い
ただき,その学術的な意義も併せて知って
もらう機会を持てないか,と考えていまし
た.
エゾミカサリュウを知ってもらう新たな施
策として2019年から化石のAR(拡張
現実)アプリと3Dプリントモデルを作成
して,“触れる”国指定天然記念物ハンズ
オンイベントをはじめました.これらの技
術を用いれば,本物のエゾミカサリュウ化
石を動かさずに化石をさまざまな角度から
観察することができます.このアプリに用
いた3DデータにはiPhone 6を用
いて撮影した動画を使用するなど,地方博
物館の厳しい懐事情のなか,可能な限りの
低コスト化をしました.
この“触れる”国指定記念物ハンズオンイ
ベントでは,イベント来場者の手持ちのス
マートフォンや,博物館で用意したiPa
dを使って,ARを体験したり,3Dプリ
ントモデルを手に持って観察したりできる
ようにしました.エゾミカサリュウ化石は
,博物館の展示や図鑑での掲載では,保存
状態の良い左側面しか見ることができませ
ん.ですが,ARや3Dプリントモデルで
観察すると普段見られない角度からの化石
が観察できます.
このイベントでの経験を元に,どこでもエ
ゾミカサリュウ化石の観察ができる,QR
コードと3Dプリントモデル,標本写真,
骨格復元図をひとつのケースにまとめた「
出張!エゾミカサリュウキット」を作成し
て,どこでも,手軽に,エゾミカサリュウ
を“手”にとってもらえる準備が整ってい
ます.
しかしながら2020年,新型コロナウイ
ルス感染症の感染拡大により,国内外の博
物館で臨時休館や,ハンズオン(触れる)
展示の使用制限を余儀なくされました.し
かし,「出張!エゾミカサリュウキット」
は本来触れない物を“触る”ようにする技
術です.このような時にこそ,非接触型の
AR技術で,エゾミカサリュウを“触って
”みてください.
【講演者および作家名】
唐沢與希・松井久美子
【講演者および作家紹介文】
唐沢與希
三笠市立博物館学芸員.専門は白亜紀のア
ンモナイト類やオウムガイ類のタフォノミ
ー(化石化過程).珠世さん派.
松井久美子
九州大学総合研究博物館 日本学術振興会
特別研究員.専門は束柱類やカイギュウ類
,鯨類などの海棲哺乳類の水棲適応進化の
解明.上弦の参 猗窩座派.
【紹介用画像】
講演要旨集&オリジナル博物アバター
(
デジタル販売となります。
)
上記からご購入いただけます。
講演内容の予習復習や用語の確認にも
大変便利な一冊です。
購入すると講演者さんを支援することができ
(一部購入ごとに各講演者20~200円)
今後のどこ博運営の活動費としても賄われます。
「予習中です!」「講演楽しみです!」「復習中です!」
などのメッセージをSNSなどで発信していただけると
講演者さんも喜びますので是非!
< 紹介ページへ戻る>
【国の天然記念物を手に取ろう -ARで観察するエゾミカサリュウ(Taniwhasaurus mikasaensis)-(講演)(どこ博_零)】
【講演・企画・発表のタイトル】
国の天然記念物を手に取ろう -ARで観察するエゾミカサリュウ(Taniwhasaurus mikasaensis)-
■■■■■■■■■■■■■■■
講演会場入口
↑クリックにて会場に入れます。
2/7(日)
20:00開場
20:30講演開始
21:00講演終了予定
■■■■■■■■■■■■■■■
【講演・企画・発表の内容】
エゾミカサリュウはモササウルス類という
海中での生活に適応した爬虫類の一種で,
学名をタニファサウルス・ミカサエンシス
(Taniwhasaurus mika
saensis)といいます.エゾミカサ
リュウは1976年に北海道三笠市幾春別
川上流域で発見されて,現在,三笠市立博
物館に展示されています.モササウルス類
はトカゲに非常に近縁な爬虫類で,今から
約9000万年前に地球上に出現しました
.そして,恐竜やアンモナイトなどと同じ
く,6600万年前のK-Pg境界で絶滅
したことが知られています.
このエゾミカサリュウ化石は国の天然記念
物に指定された,日本の宝です.国の天然
記念物は,法律に基づいて厳重な管理が必
要なため,壊してはいけないことはもちろ
ん,博物館外に持ち出すことも基本的には
許されていません.そのため,これまでエ
ゾミカサリュウを見るためには北海道三笠
市にきていただくしか方法がありませんで
した.この数年,巨大なモササウルスが映
画で活躍するなど,モササウルスに対する
皆さんの興味も高まっており,同じモササ
ウルス類エゾミカサリュウも皆さんに知っ
てもらう絶好の機会なのではないか,と思
っています.エゾミカサリュウに多くの方
が親しみを持てるような方法で“見て”い
ただき,その学術的な意義も併せて知って
もらう機会を持てないか,と考えていまし
た.
エゾミカサリュウを知ってもらう新たな施
策として2019年から化石のAR(拡張
現実)アプリと3Dプリントモデルを作成
して,“触れる”国指定天然記念物ハンズ
オンイベントをはじめました.これらの技
術を用いれば,本物のエゾミカサリュウ化
石を動かさずに化石をさまざまな角度から
観察することができます.このアプリに用
いた3DデータにはiPhone 6を用
いて撮影した動画を使用するなど,地方博
物館の厳しい懐事情のなか,可能な限りの
低コスト化をしました.
この“触れる”国指定記念物ハンズオンイ
ベントでは,イベント来場者の手持ちのス
マートフォンや,博物館で用意したiPa
dを使って,ARを体験したり,3Dプリ
ントモデルを手に持って観察したりできる
ようにしました.エゾミカサリュウ化石は
,博物館の展示や図鑑での掲載では,保存
状態の良い左側面しか見ることができませ
ん.ですが,ARや3Dプリントモデルで
観察すると普段見られない角度からの化石
が観察できます.
このイベントでの経験を元に,どこでもエ
ゾミカサリュウ化石の観察ができる,QR
コードと3Dプリントモデル,標本写真,
骨格復元図をひとつのケースにまとめた「
出張!エゾミカサリュウキット」を作成し
て,どこでも,手軽に,エゾミカサリュウ
を“手”にとってもらえる準備が整ってい
ます.
しかしながら2020年,新型コロナウイ
ルス感染症の感染拡大により,国内外の博
物館で臨時休館や,ハンズオン(触れる)
展示の使用制限を余儀なくされました.し
かし,「出張!エゾミカサリュウキット」
は本来触れない物を“触る”ようにする技
術です.このような時にこそ,非接触型の
AR技術で,エゾミカサリュウを“触って
”みてください.
【講演者および作家名】
唐沢與希・松井久美子
【講演者および作家紹介文】
唐沢與希
三笠市立博物館学芸員.専門は白亜紀のア
ンモナイト類やオウムガイ類のタフォノミ
ー(化石化過程).珠世さん派.
松井久美子
九州大学総合研究博物館 日本学術振興会
特別研究員.専門は束柱類やカイギュウ類
,鯨類などの海棲哺乳類の水棲適応進化の
解明.上弦の参 猗窩座派.
【紹介用画像】
講演要旨集&オリジナル博物アバター
(
デジタル販売となります。
)
上記からご購入いただけます。
講演内容の予習復習や用語の確認にも
大変便利な一冊です。
購入すると講演者さんを支援することができ
(一部購入ごとに各講演者20~200円)
今後のどこ博運営の活動費としても賄われます。
「予習中です!」「講演楽しみです!」「復習中です!」
などのメッセージをSNSなどで発信していただけると
講演者さんも喜びますので是非!
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(2021/01/12)
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